更年期治療
更年期症状でお困りではありませんか?
更年期は閉経してからの事と思っていませんか?
更年期とは閉経の前後5年間ずつの合計10年間を指します。
あなたのお困りの症状は更年期症状かもしれないですよ!
でも、今、特に現われやすいのは《のぼせ》です。
もともと更年期では《上実下虚》―上半身、特に頭に熱がたまりやすく、下半身特、足が冷えやすい状態になる傾向にあります。
その上でこのコロナのマスク生活で、耳周りの気の流れや血流が滞り、頭周りの症状が出やすくなりました。
・耳鳴り
・耳閉感
・かみ合わせがおかしい
などは現代の更年期症状と言ってもよいと思います。
それでは、以下、更年期症状をあげてみます。
更年期症状は体に現れる症状、メンタルに現れる症状がありますが、
血管運動器症状―ホットフラッシュ、動悸、冷え、息切れ。
泌尿器・生殖器系症状―月経異常、尿漏れ、頻尿、外陰部掻痒症、骨盤臓器脱、性交痛。
皮膚・分泌系症状―皮膚・粘膜の乾燥、口の渇き、ドライアイ、湿疹。
運動系症状―肩凝り、腰痛、ぎっくり腰、関節痛。
精神神経系症状―頭痛、不眠、うつ状態、めまい、耳鳴り、物忘れ。
消化器系症状―食欲不振、胃もたれ、下痢、便秘、腹部膨満感、胃痛。
などなど。
これらの症状が複合的に出てきます。
そしてその原因は?
第一には『エストロゲン』という女性ホルモンの減少があげられます。エストロゲンの分泌のピークは20~30代半ばで、30代後半から徐々に減って、閉経直前は乱高下し、閉経後は男性より低い値で一定になるそうです。
第二には、女性の50歳前後は人生の曲がり角の時期というのがあげられます。
こどもの独立や親との死別、キャリアの変化・中断などの喪失体験が重なりやすい時期のためです。
そんな更年期症状には鍼灸がとてもお勧めです。ツラい更年期症状を鍼灸で改善して、その後に続く人生を明るく楽しく過ごしませんか?
(一部出典 産婦人科医 高尾美穂『更年期教科書』)